2021年8月26日放送の「スッキリ」では、番組内コーナー「Huluッス」で、以前に放送されたアイヌ差別発言での釈明と謝罪が行われました。
ネット上では、差別発言に対する言い訳が見苦しいという声があがっています。
スッキリ|アイヌ差別発言の言い訳が見苦しい!?
スッキリ|アイヌ差別発言の言い訳が見苦しい!?
スッキリ|アイヌ差別発言の丁寧な謝罪は評価できるとの声も
単なる謝罪ではなく、アイヌ民族の歴史までさかのぼり、特集コーナーをもうけた「スッキリ」を評価する声も多くありました。
スッキリ動画|脳みそ夫のアイヌ差別発言内容とは?
2021年3月21日、アイヌ民族のドキュメンタリーが「Huluっス」のコーナーで紹介されました。
スッキリのゆるキャラであるスッキリスのきぐるみを着た芸人「脳みそ夫(のうみそお)」さんが謎掛けとして
「この作品とかけまして、動物を見つけたとと解く」…
「あ、犬」
と発言してしまいました。
「あ、犬」に「アイヌ」というふりがなも付けられたということです。
問題となったのは、「あ、犬」という差別発言によって、アイヌ民族の心が傷つけられてきた過去がありました。
「スッキリ」はアイヌ民族のドキュメンタリーを紹介したにも関わらず、「あ、犬」という差別発言を公共の電波にのせてしまったというところに問題があったということです。
脳みそ夫さんも、2021年3月14日にTwitterで手書きメッセージにて勉強不足を謝罪しています。
この度は、ドキュメンタリー作品の出演者ならびにアイヌ民族のすべての皆さまにお詫び申し上げます。今回の件で僕の勉強不足を痛感しました。
Twitter
知らなかったとはいえ、長い年月にわたりアイヌの皆さまが苦しまれてきた表現をすることになってしまいました。
大変申し訳ございませんでした。
数日間、事務所の社長やマネージャーと相談をし、色々と考えていました。社長のお知り合いのアイヌ民族の研究をされている方にお力添えいただき、ドキュメンタリー作品の出演者の方にお会いする機会をいただきました。
誠心誠意謝罪の気持ちを伝えて参ります。
許されるなら、これを機にアイヌの皆さんの歴史や伝統、文化の勉強をしていきたいです。僕笑いを通して歴史を知ってもらいたい気持ちがあり、そういうネタもたくさんあります。
今後は僕なりの表現で勉強したことをお伝えできるようがんばります。
本来、僕が紹介していたドキュメンタリー作品『Future in MINEーアイヌ、私の声ー』是非みなさまに見ていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
脳みそ夫さんのTwitterには、素直な謝罪文に共感する声も多くありました。
まとめ!
スッキリのアイヌ民族差別発言への謝罪と釈明放送への声をまとめてきました。
スッキリではチェック体制がしっかりしていなかったということですが、「Huluッス」のコーナーは生放送ではなく収録でした。
放送時にも番組プロデューサーなども、民族と動物の犬を掛けた謎掛けに、ひっかかりを感じたもののすぐに謝罪することなく大きな問題に発展しました。
日本に住みながら、アイヌ民族の歴史に対する知識が少ないということを実感した人が多かったかと思います。