椎名林檎の「芒と月」の歌詞の解釈!弥栄(いやさか)よ の意味がすごい!(ドラマ・ひとりでしにたい主題歌)

椎名林檎アイキャッチ

シンガーソングライターの椎名林檎さん。

新曲「芒に月(すすきにつき)」が花札をモチーフにしたジャケットで、楽曲もゴージャスでカッコいい展開が満載!と話題になっています。

この記事では椎名林檎さんの「芒と月」の歌詞について解釈しています。

どうぞ最後まで御覧ください。

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椎名林檎の「芒と月」はドラマ「ひとりでしにたい」の主題歌

椎名林檎さんの「芒と月」は2025年6月22日に配信リリースされました。

NHK土曜ドラマ「ひとりでしにたい」の主題歌になっています。

椎名林檎さんは以前、「楽曲は江戸前スタイルで3分が良い」、と語っていましたが、今回の楽曲は

6分!

と長めになっています。

長くなった分、いろんな展開が用意されていて、ハマる人が続出しています。

映画一本どころじゃないメッセージ
一曲でそう感じられる曲って本当にすごい!

椎名林檎さんは曲の最後に下駄でタップダンスも披露しています。

タップダンスの音源は

tap dance:熊谷和徳

が担当しています。

最後まで本当にいろんな展開があって楽しい一曲ですね!

そんな目まぐるしい展開の椎名林檎さんの「芒と月」ですが、歌詞も気になりますよね。

「芒と月」の意味や、椎名林檎さんの独特の世界観を解釈してみました。

椎名林檎の「芒と月」の歌詞の解釈!

椎名林檎さんの「芒と月」は、NHK土曜ドラマ「ひとりでしにたい」の主題歌。

このドラマはのあらすじは

よりよく生きて、よりよく死ぬための準備…とは?
人類普遍かつ永遠のテーマをトコトン突き詰めた 前代未聞の社会派「終活」コメディ!

となっています。

主人公は綾瀬はるかさん。

自分や親の終活に始まり、現実社会のさまざまなリアルが描かれていきます。

芒と月の意味は?

タイトルの「芒と月」ですが、どちらも秋を感じさせる言葉ですね。

2つの言葉が組み合わさると、

秋の静かな、季節が深まっていく夜

更に秋の夜がイメージされるのではないでしょうか。

感傷的に見ると、

  • :風に揺れる人間の儚い命を象徴
  • :夜空に浮かぶ美しさから、理想や永遠の象徴

命と理想 = 現世は儚く、死後は美しく永遠

とも取れますね。

歌詞の解釈

「芒と月」の歌詞は、椎名林檎さんの詩的で美しい言葉の世界観で溢れた楽曲です。

簡単にまとめると

現在の不景気の日本経済から、戦国時代?ともとれそうな人と人との対立。

でも愛していく事によって人は変化していく

過去を受け入れたら素敵な未来が待っている。

踏ん張って生き抜いていくんだ!

というような内容を歌い上げています。

この解釈で現代風にまとめてみました。

  • 不況、不景気で憂う世の中
  • 膨れ上がる感情は爆発寸前
  • 幽霊だと思ったらただの芒
  • 刺し合う人
  • 中年たちは喪失感を抱えた世代
  • 少ないコストで抜かり無く頑張っている
  • 枯れすすきのような儚い短い命の人間
  • 愛を求めて日本各地を巡りお参りする
  • 本能と理性がぶつかり合い、葛藤しながらも止め合っている
  • 過去から未来へ
  • 今、踏ん張って立ち上がれ
  • 自分の信頼を勝ち取ったんだ
  • 土砂降りの雨も裸足で走り
  • 野を越え山超え
  • 空を振り仰ぎ
  • 風を掴んでこの泥だけの場所から吹き飛ばして
  • 心の鼓動を感じながら
  • 遠いところまでやってきた
  • あなたと向かい合う夜が満ちていた
  • あなたの、あるいはこの場の繁栄を心から祝うよ

いかがでしょうか。

現在の人間同士の争いや自分自身との葛藤もあるけども、愛や絆などの希望、困難を乗り越える勇気も感じられる一曲ですね。

より良い死を迎えるには、今を精一杯生きるんだ!という

このドラマのテーマ 

終活 = よりよく生きて、よりよく死ぬための準備

この歌とテーマが本当にぴったり当てはまるように感じられます。

椎名林檎の「芒と月」弥栄(いやさか)よ 祝うよの意味は?

すごく美しい日本の古風な響きを持つ言葉ですよね。

それぞれの言葉には、深い祝福や願いが込められています。

・弥(いや)= ますます
・栄(さか)= 栄える

「ますます栄えますように」

という繁栄や長寿を願った祝詞の言葉になります。

祝うよ = 喜びを込めて称える

これは日常でも使ったりしますね。

この2語を合わせた「弥栄よ祝うよ」

あなたの、あるいはこの場の繁栄を心から祝うよ

という未来への祝福と喜びを表す、本当に素敵な言葉になります。

日常では使われないですが、拡張が高いお祝いの言葉として今も使われているそうです。

この言葉を最後に持ってくる事にも、椎名林檎さんらしい意味がありそうですね。

椎名林檎「芒と月」が楽曲提供された背景

椎名林檎さんがオファーを受けた時に、2024年のコンサートでたまたまリメイクした曲が

原作の感じにピッタリだった!

ということで、この曲を提供することになったそうです。

どの人にとっても身近で普遍的な、いつか死ぬということ、
その死に方を考えることはいかに生きるかということ

私も書きたいと思っていた部分

と2025年6月27日のトーク番組「あさイチ」でも語っています。

猫繋がりから、椎名林檎さんからDMが来るって凄いですね!
楽曲提供を「注文」と捉えるところも椎名林檎さんらしいですね。

まとめ

この記事では椎名林檎さんの「芒と月」の歌詞を解釈してみました。

椎名林檎さんの作詞する素敵な日本語の歌詞は、考えさせられものがありますね。

2025年の紅白歌合戦もこの曲で出場を決めるのではないでしょうか?

生演奏を見るのも楽しみですね。

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