シンガーソングライターの椎名林檎さん。
新曲「芒に月(すすきにつき)」が花札をモチーフにしたジャケットで、楽曲もゴージャスでカッコいい展開が満載!と話題になっています。
この記事では椎名林檎さんの「芒と月」の歌詞について解釈しています。
どうぞ最後まで御覧ください。
椎名林檎の「芒と月」はドラマ「ひとりでしにたい」の主題歌
椎名林檎さんの「芒と月」は2025年6月22日に配信リリースされました。
NHK土曜ドラマ「ひとりでしにたい」の主題歌になっています。
椎名林檎さんは以前、「楽曲は江戸前スタイルで3分が良い」、と語っていましたが、今回の楽曲は
と長めになっています。
長くなった分、いろんな展開が用意されていて、ハマる人が続出しています。
早速ですが、一曲まるっと、ビャッと弾いてきました🎹
— 針生奏子 | Kanako Haryu (@kanakoharyu) June 26, 2025
弾いててすごく楽しい曲!
[PIANO COVER] 芒に月 | 椎名林檎https://t.co/tsZuebYUTA#椎名林檎_芒に月#椎名林檎 pic.twitter.com/t8iVMnEuJW
いつも林檎さんの曲は3分で映画1本見たような感動をくれるんだけど「芒に月」は珍しく6分。
— そうき (@no7yade_sk) June 23, 2025
映画1本どころじゃない力強いメッセージが詰まっててOTK感泣です……またひとつ人生のサントラができた🎴#椎名林檎_芒に月https://t.co/KSR3RAA94e pic.twitter.com/69snjhh3PW
映画一本どころじゃないメッセージ!
一曲でそう感じられる曲って本当にすごい!
椎名林檎さんは曲の最後に下駄でタップダンスも披露しています。
下駄でタップ踏む椎名さん#椎名林檎_芒に月 🎴 pic.twitter.com/iVOKdQM7m3
— そうき (@no7yade_sk) June 24, 2025
タップダンスの音源は
が担当しています。
最後まで本当にいろんな展開があって楽しい一曲ですね!
そんな目まぐるしい展開の椎名林檎さんの「芒と月」ですが、歌詞も気になりますよね。
「芒と月」の意味や、椎名林檎さんの独特の世界観を解釈してみました。
椎名林檎の「芒と月」の歌詞の解釈!
椎名林檎さんの「芒と月」は、NHK土曜ドラマ「ひとりでしにたい」の主題歌。
このドラマはのあらすじは
よりよく生きて、よりよく死ぬための準備…とは?
人類普遍かつ永遠のテーマをトコトン突き詰めた 前代未聞の社会派「終活」コメディ!
となっています。
主人公は綾瀬はるかさん。
自分や親の終活に始まり、現実社会のさまざまなリアルが描かれていきます。
芒と月の意味は?
タイトルの「芒と月」ですが、どちらも秋を感じさせる言葉ですね。
2つの言葉が組み合わさると、
更に秋の夜がイメージされるのではないでしょうか。
感傷的に見ると、
- 芒:風に揺れる人間の儚い命を象徴
- 月:夜空に浮かぶ美しさから、理想や永遠の象徴
とも取れますね。
歌詞の解釈
「芒と月」の歌詞は、椎名林檎さんの詩的で美しい言葉の世界観で溢れた楽曲です。
簡単にまとめると
現在の不景気の日本経済から、戦国時代?ともとれそうな人と人との対立。
でも愛していく事によって人は変化していく。
過去を受け入れたら素敵な未来が待っている。
踏ん張って生き抜いていくんだ!
というような内容を歌い上げています。
この解釈で現代風にまとめてみました。
- 不況、不景気で憂う世の中
- 膨れ上がる感情は爆発寸前
- 幽霊だと思ったらただの芒
- 刺し合う人
- 中年たちは喪失感を抱えた世代
- 少ないコストで抜かり無く頑張っている
- 枯れすすきのような儚い短い命の人間
- 愛を求めて日本各地を巡りお参りする
- 本能と理性がぶつかり合い、葛藤しながらも止め合っている
- 過去から未来へ
- 今、踏ん張って立ち上がれ
- 自分の信頼を勝ち取ったんだ
- 土砂降りの雨も裸足で走り
- 野を越え山超え
- 空を振り仰ぎ
- 風を掴んでこの泥だけの場所から吹き飛ばして
- 心の鼓動を感じながら
- 遠いところまでやってきた
- あなたと向かい合う夜が満ちていた
- あなたの、あるいはこの場の繁栄を心から祝うよ
いかがでしょうか。
現在の人間同士の争いや自分自身との葛藤もあるけども、愛や絆などの希望、困難を乗り越える勇気も感じられる一曲ですね。
より良い死を迎えるには、今を精一杯生きるんだ!という
このドラマのテーマ
この歌とテーマが本当にぴったり当てはまるように感じられます。
椎名林檎の「芒と月」弥栄(いやさか)よ 祝うよの意味は?
すごく美しい日本の古風な響きを持つ言葉ですよね。
それぞれの言葉には、深い祝福や願いが込められています。
「ますます栄えますように」
という繁栄や長寿を願った祝詞の言葉になります。
これは日常でも使ったりしますね。
この2語を合わせた「弥栄よ祝うよ」は
あなたの、あるいはこの場の繁栄を心から祝うよ
という未来への祝福と喜びを表す、本当に素敵な言葉になります。
日常では使われないですが、拡張が高いお祝いの言葉として今も使われているそうです。
この言葉を最後に持ってくる事にも、椎名林檎さんらしい意味がありそうですね。
椎名林檎「芒と月」が楽曲提供された背景
椎名林檎さんがオファーを受けた時に、2024年のコンサートでたまたまリメイクした曲が
ということで、この曲を提供することになったそうです。
#綾瀬はるか さん主演#土曜ドラマ【#ひとりでしにたい】#6月21日夜10時スタート
— NHKドラマ (@nhk_dramas) June 17, 2025
主題歌「芒に月」(すすきにつき)の #椎名林檎 さんからコメントが到着しました🐈
💻椎名林檎さんのコメントは公式HPでも公開中📱https://t.co/iGSfF7YRYV pic.twitter.com/VHsMtqQrJS
どの人にとっても身近で普遍的な、いつか死ぬということ、
その死に方を考えることはいかに生きるかということ
私も書きたいと思っていた部分
と2025年6月27日のトーク番組「あさイチ」でも語っています。
猫繋がりから、椎名林檎さんからDMが来るって凄いですね!
楽曲提供を「注文」と捉えるところも椎名林檎さんらしいですね。
まとめ
この記事では椎名林檎さんの「芒と月」の歌詞を解釈してみました。
椎名林檎さんの作詞する素敵な日本語の歌詞は、考えさせられものがありますね。
2025年の紅白歌合戦もこの曲で出場を決めるのではないでしょうか?
生演奏を見るのも楽しみですね。