年齢を重ねた現在もキュートで愛らしい俳優・歌手の南野陽子さんですが、若い頃には、かなり気が強い、といわれる武勇伝があります。
高校帰りに制服のままで講談社への殴り込み(?)や、「スケバン刑事」の仕事を一人で営業をかけて取ってくるなど、頼もしいエピソードがあります。
南野陽子さんのヤバすぎる、気が強い若い頃のエピソードを一緒に見ていきましょう。
南野陽子の気が強い若い頃!高校生で殴り込み
南野陽子さんが高校の制服のまま、講談社へ乗り込んだことがありました。
何があったのか見ていきましょう。
南野陽子が講談社へ1人で抗議の突撃!なぜ?
†今日のごそごそ……。
— カーくん🕰️ (@sky_kid_x) May 17, 2025
ミスマガジン南野陽子☺️ pic.twitter.com/KrdduKr38D
高校生の時に『少年マガジン』(講談社)のグラビア撮影でのことです。
撮影に臨んだ際、メイクをしてもらいました。
ですが、仕上がったメイクに納得がいかず
ものすごい化粧をされてしまった
と、思ったそうです。
違和感だらけの化粧をされ、どうしていいかわからなくなってしまった南野陽子さんは、トイレットペーパーでゴシゴシと取りました。
クレンジングを使ったわけではないので、顔は真っ黒になってしまったそうです。
ですが、黒くなった南野陽子さんの顔のメイクを直さずに、そのまま撮影が行われました。
コンビニで雑誌の出来上がりを見た南野陽子さんは、写真の出来の悪さに愕然とします。
2ページの記事でしたが、トイレットペーパーで化粧をとった黒い顔の写真では納得できませんよね。
南野陽子の抗議がヤバい
これが堀越の制服なんだよ おらおら🤣
— maripon (@maripon009) February 25, 2021
最初の写真集 中学時代からの
私服で🤣作って貰ったナンノさん爆笑
この前弁当のFB連発笑った 待ち時間長かったんだなhttps://t.co/VQ0AZ1DasA
春景色 南野陽子 pic.twitter.com/GEb4Wy9Jua
納得いかない南野陽子さんは講談社に、学校帰りの制服のまま、一人で突撃しました。
対応してくれた編集長に
何を撮りたいんですか?17歳を撮りたいんだったら、17歳らしい写真を撮るべきだと思います!
と、南野陽子さんは抗議しました。
当時、高校3年生ですが南野陽子さんは、かなり気が強く、しっかりしてますね。
そして
この写真、私じゃありません!
と、編集長に詰め寄ったそうです。
2017年6月10日放送の「おかべろ」(カンテレ)でこのトークを披露しました。
これを聞いたMCの岡村隆史さんは苦笑い。
きれいにメイクしてもらったのに勝手に自分で取って、何を撮りたいんですかって、殴り込みで…
南野陽子さんは自分でメイクを取り、黒い顔になったのですから。
さらに南野陽子さんは
だって、畳の上でレオタードとか。意味が分からない
と、反論するとスタジオは大爆笑でした。
殴り込みはビートたけしより前
ビートたけしのフライデー襲撃事件後の会見の凄さは語るまでもないが「彼女(愛人)とはこれからどうするんですか?」と聞かれて「もっと仲良くやりますよ」と即答する姿に漢を感じずにいられない。こういう男が増えてほしいし俺もそう在りたい。pic.twitter.com/9WETQM4jtw
— アイビー | ブレイクスルーコーチ (@ivy_romance) May 29, 2025
ビートたけしさんと「たけし軍団」11人が「フライデー」(講談社)の取材に抗議するため襲撃したのは1986年12月。
南野陽子さんが単独で、講談社に乗り込んだのは1985年です。
1986年12月9日未明、愛人の専門学校生に強引な取材をされたことに激怒した
ビートたけしとその軍団12人が、講談社のFRIDAY編集部を襲って、部員5人に肋骨を折るなどのケガを負わせた傷害事件である。
引用:日刊ゲンダイ
たけしさんたちは消火器を噴射、雨傘を振り回す、拳で殴る、蹴るなどの大暴れをし、世間で注目の事件となりました。
乱闘は5分ほどで、大塚警察署の警察官が来て終了。
たけしさんは傷害罪で懲役6ヶ月(執行猶予2年)、たけし軍団は起訴猶予処分となりました。
たけしさんの襲撃とはかなり内容が違いますが、南野陽子さんはたった一人で抗議に行く度胸は、大したものですし気が強いですね。
そして岡村さんが言うように、アイドルが殴り込み、というのもユニークです。
突撃して大きな仕事を獲得
今日の発掘品。
— 桔梗の花🇯🇵 도라지🇰🇷 / toraji.com (@torajicom) May 16, 2025
少年マガジン 1985年 20号 5月1日
巻頭グラビア 南野陽子
純だね、YOKO
切ないよ、YOKO#桔梗の花の今日の発掘品 pic.twitter.com/us90PRDCjO
講談社へ南野陽子さん一人で抗議に行ったことを、編集長はおもしろい子だ、と思われたのでしょう。
南野陽子さんの気の強さが、写真の撮り直し、さらに46ページもの記事に結びつきました。
リベンジしたくて、学校帰りに制服のまま講談社に乗り込んで、グラビアの担当者さんに『この前、写真を撮ってもらった南野陽子ですけど、これ、私じゃありません』と訴えたら、『君、おもしろいね。もう一回撮ろう』ってなって、46ページの記事になっちゃった。
引用:FRIDAY
南野陽子の気が強い若い頃にスケバン刑事の営業
南野陽子さんは『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』(フジテレビ1985年11月7日〜1986年10月23日)に主演し、大ブレイクを果たします。
この『スケバン刑事』は南野陽子さん(当時高校生)が、単独営業で主演を取ってきました。
どういうことか、気になりますね。
南野陽子がフジテレビに一人で乗り込み営業
おはようございます!
— ネオ書房 企画/ブックカフェ20世紀 神保町 (@20th_jinbocho) February 13, 2024
ちょうど37年前の今日、1987年2月14日は『スケバン刑事』公開日。
『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』の劇場版。南野陽子演じる二代目麻宮サキの最後の戦いが描かれた。ラスボスは伊武雅刀で、実はサイボーグという設定。中盤で三代目麻宮サキこと浅香唯も応援に駆け付けた。 pic.twitter.com/iRV4guPDTg
南野陽子さんは、たった一人でフジテレビに行き、
ドラマを作っていると聞いたんですが、だれかお話聞いていただけませんか?
と、営業をかけたそうです。
当時、高校生の南野陽子さんが講談社に続き、フジテレビにも一人で乗り込みました。
気が強くなくてはできないことですが、南野陽子さんの行動力は素晴らしいです。
人気を博した主演ドラマ「スケバン刑事」の仕事も「フジテレビに1人で乗り込んで」取ったものだという。岡村は思わず「だいたい乗り込んでいくんですね」と感心。
引用:デイリー
南野陽子さんがフジテレビに営業をかけた後、事務所がフォローし、主演が決定しました。
気が強く、行動力だけで主演をつかんだのではなく、魅力的で才能ある南野陽子さんだから、主演をつかんだのでしょうね。
南野陽子のスケバン刑事キャラ
斉藤由貴さんから南野陽子さんへバトンを渡す
— GRAYSON (@gtrvariedades) June 25, 2024
南野陽子さんから浅香唯さんへバトンを渡す
スケバン刑事=スケバン刑事Ⅱ=スケバン刑事Ⅲ#昭和レトロ #スケバン刑事 #斉藤由貴 #南野陽子 #浅香唯 pic.twitter.com/Nk9p9Fkn0W
初代・斉藤由貴さんの『スケバン刑事』は大ヒットしました。
2代目の『スケバン刑事』を演じる南野陽子さんが、初代に負けないためにはどうすれば良いか、考えます。
デビューしたての南野陽子さんでは、大ヒットの初代スケバン刑事にかなわないため、このような企画が立てられました。
- 「仮面ライダー」が人気
↓
五代陽子(2代目麻宮サキ)も鉄仮面をかぶる - 「鬼龍院花子の生涯」(東映映画1982年)が大ヒット(土佐弁)
↓
五代陽子(2代目麻宮サキ)も土佐弁にする
気の強い美人系女子…
— つばさ (@tsubasawing47) October 4, 2024
作者的には南野陽子がぴったりだったらしいですよ(笑) pic.twitter.com/2cQOFtALA2
2代目スケバン刑事の決めゼリフは
おまんら、許さんぜよ!
東映の人気ドラマ、映画から設定を一部取ったそうです。
『スケバン刑事Ⅱ』には、こんな裏話があったんですね。
「スケバン刑事フェスティバル in さよなら丸の内TOEI」(2025年6月)に登壇した斉藤由貴さんと南野陽子さんが語っています。
「せっかく2をやるんだったら、何か強くしなければならない…と、企画会議の段階で、皆さんは頭をひねられるたと思うんですけど陽子ちゃんの、この企画が通っちゃうのがすごい」と驚いた。すると、南野は「東映だもん!」と言い、笑った。
引用:Yahoo!ニュース
企画は見事に当たり、南野陽子さんの「スケバン刑事Ⅱ」は大ヒットしました。
南野陽子は気が強い?
南野陽子 若い頃https://t.co/lhb9gbGFIh pic.twitter.com/Ygouwy8TZG
— ポポロン (@tamujii) August 15, 2023
強気な発言で生意気
南野陽子さんはデビュー当時から、正直な発言をしていました。
そのため、気が強い、生意気、と思われることが多々あったようです。
なぜかというと、南野陽子さんの言動からそう思われてしまいました。
・広告代理店でオーディションの話を聞き、受けに行ったけれど
私、向いてないと思います。
と、帰ってしまったことがあります。
・化粧品のCMオーディションでは
いや、私、そんなに肌、きれいじゃないんで
・富士フィルムのCMで
私、ミノルタのカメラを愛用してます
・毛糸会社のオーディションで
チクチクしてるから嫌です。
デビューしたての新人なのに、強気な発言だと思いませんか?
ただ、何でもかんでも、断ったりしていたわけではありません。
水着の撮影で
ここで寝転がってポーズ取って
(南野陽子さん)
砂浜でもないのに寝転がれない
ここで終わってしまわず、南野陽子さんは
じゃあ、こういうポーズはどう?
と、別の提案をするなどして、やみくもにお断りをしていたわけではありませんでした。
むかしのアイドルグラビア誌から…
— Blackmaou.Tomy (@BlackmaouT68062) May 3, 2025
南野陽子さん🥰#南野陽子#80年代アイドル pic.twitter.com/JnOUgkB0hP
そんな感じだったから周りに「生意気だ」と言われたことも多かった。でも、私としては、ただなんとなく「こんな私ですけど、何かあります? それを見いだすのがプロじゃないの?」って、プロの方に話を聞きに行っていた感じなんです。
引用:サンスポ
大人の中で、はっきりと意思表示することは、やはり気が強くないと難しいかもしれません。
ですが、南野陽子さんは、デビューした高校生の頃からプロ根性を持ち、仕事に取り組んでいたんですね。
南野陽子が阿部寛を代役に!
南野陽子、嫌な仕事を阿部寛に押しつけた生意気すぎる新人時代 南野陽子、嫌な仕事を阿部寛に押しつけた生意気すぎる新人時代 pic.twitter.com/3X0UynQPgR
— simin (@simin114) November 28, 2015
トップアイドルの南野陽子さんが『はいからさんが通る』(東映映画1987年12月12日公開)で主演を務め、囲み取材でのことです。
控室の前で記者たちが、南野陽子さんを待っていると
(南野陽子さん)
いつまでこんな格好させるのよ!
もう脱ぎたい!
と、記者や全面バックアップしてくれている大手着物メーカーさんがいる前で、控え室から南野陽子さんの怒鳴り声が聞こえました。
スポンサーの前で、「着物を脱ぎたい」は、さすがにヤバすぎと、記者たちも呆れています。
結局、南野陽子さんの取材の代役として阿部寛さんが、インタビューに応じました。
阿部寛さんはこの『はいからさんが通る』が役者デビューで、囲み取材も初めて。
シドロモドロの会見となったそうです。
今では、超大物俳優・阿部寛さんを南野陽子さんは、代役に使っていました。
この控え室の出来事は、気が強く、わがままに聞こえます。
南野陽子がバッシングを黙らせた
「寒椿」1992年5月公開 配給:東映 南野陽子#80年代アイドル映画 https://t.co/au7RtjDQnZ pic.twitter.com/CvQHKrTufa
— たかぶき (@texaseigaconsul) July 20, 2020
「高飛車」「ワガママ」とバッシングを受けるようになった南野陽子さんは、きっちりと仕事で跳ね返します。
「寒椿」(東映映画1992年5月30日)で南野陽子さんは主人公の芸妓・牡丹を演じます。
実力があると世間に認められた南野陽子さんへの強い風当たりは、この「寒椿」で一気に収まります。
80年代終わり頃の週刊誌の南野陽子バッシングは凄かった。
— 抹茶畑でつかまえて (@EAql0W25cf4SL4s) October 13, 2022
「生意気」だのなんだの。#ラジオ深夜便
南野陽子は高飛車なキャラ設定が馴染めなくて圧倒的に斉藤由貴派だったなぁ。
— WAO (@waosimi) March 8, 2021
良さが分かったのは「寒椿」以降。
(結局ソコ)#9の音粋
南野陽子さんの仕事に対し、真摯に向き合い演じる姿は素敵です。
「若くして売れっ子になった彼女を『高飛車』とバッシングする声もあったが、この体当たりの演技で批判は下火になった」(同前)
引用:文春オンライン
生意気だった理由は婦人科系の悩みから
南野陽子さん、アイドル時代「生意気」だったのは理由があった 今は更年期のしんどさに直面 | ガールズちゃんねる – Girls Channel – https://t.co/ZSm2tSzCMQ pic.twitter.com/VGRwBhjQ2w
— コンビニ・スーパー満腹TV🍨 (@cvs_sm_news) January 9, 2022
45歳くらいから更年期障害の症状が現れた南野陽子さんは、若い頃から生理不順など婦人科系の悩みがありました
振り返ってみると、アイドル時代のイライラ等は、婦人科系からきていたものだと気づいたそうです。
役柄のために体重を落としたり、ハードスケジュールで睡眠不足や体力が低下するなど、原因は自分でもよくわからなかったのでしょうね。
南野陽子さんはイライラすることは、自分の性格と考えていましたが、振り返って考えると、苦しくなった時期と生理周期がぴたりと重なってました。
もともと私は、生理不順など婦人科系の悩みが多かった方だと思います。そのイライラが、仕事の時にうまく表現できなくて、生意気と言われたこともありました。寝る間もないアイドルだった当時は分からなくて、ただの性格だと思っていたけれど、後で考えると、苦しくなるのは必ず生理周期と重なっていました。
引用:神戸新聞
南野陽子さんは「PMS」で苦しんでいたんですね。
南野陽子さんのアイドル時代には「PMS」の理解が、乏しい時代です。
あっ、これも症状だったのか…そうそう、おんなじおんなじ。
— 播磨風船飛行隊/BooBooBalloon (@HarimaBft) January 9, 2022
南野陽子さん、アイドル時代「生意気」だったのは理由があった 今は更年期のしんどさに直面 (神戸新聞NEXT) https://t.co/kseF8SRXe8 #linenews
そのために「PMS」で精神や体調が不良だとしても、理解してもらえず、「気が強い」「生意気」と言われてしまってました。
月経前症候群(premenstrual syndrome:PMS)は、月経の前に現れるこころとからだの不調です。さまざまな症状が月経前に3~10日間くらい続きますが、月経が始まると自然に軽快・消失します。
日本人女性の70~80%が月経前に何らかの不調を自覚しており、5%は重い月経前症候群で日常生活に困難を感じています。月経前症候群は、特に思春期の女性で多いといわれています。
引用:日本産婦人科学会
南野陽子さんは気が強い一面がありますが、PMSで辛かったに違いありません。
まとめ
南野陽子さんは気が強く若い頃には
・自分でぐちゃぐちゃにしたメイクで撮影したにも関わらず、出来栄えが悪く高校の制服のまま講談社へ乗り込んだ
・「スケバン刑事」主役をフジテレビに単身で営業に行き獲得
・現在は大物俳優の阿部寛さんをインタビューの代役に行かせた
ワガママ、生意気、高飛車とバッシングがあったけれど理由は
・気が強いためもある
・プロとしての意識が高いため
・PMS
南野陽子さんのプロ意識の高さとキュートな愛らしさは今も変わらず、私たちを笑顔にしてくれます。
ますますのご活躍を祈ってます。
南野陽子さんの夫と子供が気になる方はこちらもお読みください。
