入院患者に対し、頭を殴るなどの暴力を振るったとして、東京都八王子市の精神科病院「滝山病院」に勤務する50代の看護師の男が逮捕されたことがわかりました。
入院患者に暴行をしたとされる看護師の余罪が驚愕なんだとか!
なんでも、滝山病院では死亡退院が多いそう。
かなり闇が深そうですよね。
さっそく詳しくみていきましょう!
【滝山病院】虐待看護師の余罪が驚愕?!

2023年2月15日に、東京都八王子市にある精神科病院「滝山病院」に勤務する50代の看護師の男が、入院患者の頭を殴ったとして、暴行の疑いで逮捕されました。
逮捕された50代の看護師の男は、2022年4月に、当時入院していた患者の頭を殴ったとして、暴行の疑いが持たれています。
しかし、逮捕された看護師には余罪があるんだとか!
NHKが入手したという滝山病院内部で撮影された映像には、医療スタッフとみられる人物がベッドに横たわる患者が声をあげたあと
「しゃべるな!」
などと言い、頭のあたりを殴る様子が写されていました。
さらに、ほかの映像には別のスタッフが患者の頭を何度もベッドに押さえつける様子や、声をあげた患者の顔を「うるさい」と言いながら枕でたたく様子なども記録されていました。

病院内で撮影された映像には、入院患者の男性が
「もうすぐごはん」
と話すと、医療スタッフと見られる男性が
「しゃべるなって言ってんだろ」
などと言いながら、頭のあたりを殴る様子が記録されていました。
男性患者の顔に紫色のアザがある様子が写っていた写真もありました。

警視庁は、逮捕された看護師を含む4人が、2022年1月から4月にかけて、入院患者に対して暴行した疑いがあるとして病院を捜索しています。
つまり、逮捕された看護師には余罪の疑いがあり、別の3人の看護師や准看護師にも暴行の疑いが持たれているのです!
入院患者のなかには、職員から暴行されたとして、外部に泣きながら助けを求めていた人もいたそう。
滝山病院に入院していた男性は
「イジメにあっております。
精神的につらいです。
助けて下さい」
などと手紙に記していたといいます。
滝山病院で数年前まで働いていたという元職員によると、入院患者がスタッフに物で殴られたと泣いていて、冷やして手当てしたことがあるといいます。
おむつ交換の時などに背中をドンと強く突くなど、暴言や虐待だと思えることが日常に起こっていたというのです。
患者が日常的に殴られ、イジメにあっていると感じるほど常習化していたと考えられます。
こういった背景から、逮捕された看護師には余罪がある可能性が高いでしょう。
【滝山病院】死亡退院の闇が深すぎ!

滝山病院は、死亡退院者・死亡退院率が高いんだとか!
逮捕された看護師を含む4人が、2022年に患者へ暴行した疑いがあることがわかっています。
滝山病院のある年の年間死亡者は131名で、死亡退院率は66.5%にのぼったといいます。
単科精神病院での年間死亡者は865名で、死亡退院率は3.3%なのに対して滝山病院では、約20倍の値になつていることがわかります。
この値は明らかに異常です。
滝山病院の死亡退院率は
- 1986年:58%
- 1989年:78%
- 1999年〜1996年:50%以上
- 1997年:15%
- 1998〜1999年:10%台
- 2002年〜:60%以上の死亡退院率が続いている
といいます。
さらに、滝山病院で数年前まで働いていたという元職員によると、患者が退院したいと訴えても退院させる機能がなく、助けを求められない状態だったとのこと。
2022年度に東京都で行われた報告によると、滝山病院は288ある病床のうち、9割近い255床が精神科の入院病床となっていてたことがわかっています。
滝山病院では、統合失調症や認知症のほかにも、アルコールによる精神障害の患者などを受け入れているとのこと。
報告時点の情報では、精神科の医師は常勤が3人、非常勤が7人、看護師や准看護師は常勤が13人で、9割にあたる120人が非常勤でした。
つまり、看護師や准看護師はほとんどバイトだったのです!
滝山病院のホームページでは
「創立以来、院長の理念である『患者様は家族である』という言葉と共に、職員全員が一丸となり、患者様と接してまいりました」
と掲載されており、治療が難しいとされる合併症の患者を全国から優先的に受け入れているとも記されていました。
※滝山病院のホームページは2023年2月14日から見られなくなっています。
しかも、滝山病院の死亡退院の闇が深いと言われている1番の理由は、院長の朝倉重延さんが「朝倉病院事件と同一人物」ではないかと囁かれているからなんだとか!

朝倉病院事件とは
埼玉県春日部市にあった精神科病院の「朝倉病院」で行われていた医療事件のこと。
入院患者へのを身体拘束や非人道的な行為、不正投与などが長年行われていたうえ、朝倉病院に入院していた40名以上の患者が不審な死を遂げています。
2001年に元職員の告発により明らかになり、その年の7月に廃院となりました。
朝倉病院の当時の院長が「朝倉重延」さんで、滝山病院の院長と名前が一致しています。

滝山病院の異常なほどに高い死亡退院者と死亡退院率は、今回の看護師や准看護師による日常的に行われていた虐待と関係あるのでしょうか?
【滝山病院】虐待看護師の余罪や死亡退院に対するみんなの反応は?
